(共同発表元 環境農林水産部水産課 内線2764、2765 直通06-6941-1839) 本日、下記の検査結果のとおり、大阪府沿岸の二色の浜(貝塚市)で採取した天然アサリから国の定める規制値(4マウスユニット/g)を超える麻痺性貝毒が検出されました。人が食べると中毒症状を生じるおそれがあります。男里川河口における天然アサリは規制値を超えておりませんが、府民の皆様には、安全性が確認されるまでの間、大阪府沿岸において天然のアサリ等二枚貝を食べないようお願いいたします。 今後、本府では、貝毒の発生状況等について定期的な検査を継続し、府民のみなさまに迅速な情報提供を行っていくと共に、地元市町と連携して大阪府沿岸における天然アサリの採取防止の啓発を実施します。 なお、二色の浜潮干狩り場(貝塚市)及び淡輪潮干狩り場(岬町)においては、それぞれ下記のとおり安全性を確保した上で、営業する旨の連絡を受けております。 【検査結果】 ○アサリ 二色の浜(貝塚市) 42.8マウスユニット/g 男見川(阪南市) 2.3マウスユニット/g (1マウスユニット=体重20gのマウスを15分で死亡させる毒量) 【検体採取日】 平成22年4月26日 【検査機関】 府立公衆衛生研究所 06-6972-1321 【経緯】 「貝毒モニタリング検査事業」により検査を実施したところ、貝毒が検出されたものです。(なお、淡輪潮干狩り場には、アサリは自生していません。) 【潮干狩り場の安全対策】 ○二色の浜潮干狩り場 食の安全・安心を期する観点から、(1)潮干狩り用のアサリと持ち帰り用のアサリを区分し、来場者には安全なアサリを持ち帰ってもらうこと、(2)潮干狩り用のアサリを絶対に持ち帰らないよう啓発を実施すること等の安全対策を徹底した上で営業する旨、貝塚市から指示をしています。 ○淡輪潮干狩り場 食の安全・安心を期する観点から、(1)潮干狩り用のアサリと持ち帰り用のアサリを区分し、来場者には安全なアサリを持ち帰ってもらうこと、(2)潮干狩り用のアサリを絶対に持ち帰らないよう啓発を実施すること等の安全対策を徹底した上で営業する旨、岬町から指示をしています。 ※なお、同潮干狩り場では、アサリが自生しておらず、他府県の業者より安全性を確認したアサリを購入して使用しています。 【安全性】 検査結果が3週連続して規制値を下回っていた場合に、安全宣言を行います。 <参考> ○貝毒とは、主に二枚貝が、毒素を持った植物プランクトンを餌として食べることによって、体内に毒が蓄積した状態のことをいい、症状により麻痺性貝毒と下痢性貝毒などに分けられます。 ○なお、これらの毒成分は熱に強く、加熱調理しても毒性は弱くなりません。 ○麻痺性貝毒の症状としては、食後30分で舌、唇などがしびれ、重症の場合、体が思うように動かなくなります。最悪の場合には、12時間以内に呼吸困難などで死亡に至る場合があります。 ○人の致死量は、体重60kgの人で3,000〜20,000マウスユニット(MU)と言われています。 ○42.8MU/gの貝毒を含むアサリの場合は、むき身で約70〜467g(概ね35〜234個)が致死量に相当します。しかし、それより少量の摂取でも症状が起こる危険性がありますので、伴わせてご注意ください。 ○貝毒は、特に二枚貝とその捕食者であるイシガニ、トゲクリガニ(大阪湾には未生息)に起こります。大阪府沿岸で採取可能な天然二枚貝としては、アサリ以外にムラサキイガイ、カキ等がありますので伴わせてご注意ください。 ○万一、症状が現れた場合は、速やかに医師の処置を受けてください。 ○一度毒化した貝でも、有毒プランクトンの発生していない海水中でしばらく生育することにより無毒になります。 |