サイトコードhodo
NO5975
部局健康医療部
室課保健医療室感染症対策課
グループ防疫グループ
資料名(大見出し)[健康医療部] 結核集団感染事例の発生について
資料名(小見出し)
公開フラグ(府HP用)公開終了
公開開始日(府HP用)2011/01/24
公開開始時間(府HP用)14:50:00
ダイヤルイン番号06−6942−9888
メールアドレスchihokansen-g02@sbox.pref.osaka.lg.jp
内容(府HP掲載)

平成22年9月に結核発生届が富田林保健所に提出されていた事案について、厚生労働省が定める集団感染基準に該当することが本日確定いたしましたので、報道提供いたします。

平成22年9月に富田林保健所管内在住、老人福祉施設職員の30歳代男性が結核を発症したため、富田林保健所において接触者健診を実施したところ、これまでにその接触者(家族及び同僚等)の中から結核発症者5名、結核感染者8名が確認されました。発症者のうち結核菌が検出された1名について、結核菌遺伝子を用いた確認検査の結果、初発患者の結核菌と同一株であることが確認され、「結核集団感染事例」にあたることが確定しましたので、お知らせするものです。

【経過】
〇 初発患者は、富田林市在住の30代男性で、9月初旬より激しい咳が持続するため9月8日に近医を受診し、結核専門病院を紹介され9月10日に受診したところ、肺結核と診断されて結核患者発生届けが同日富田林保健所に出されました

〇 このため、富田林保健所では感染症法に基づく定期的な接触者健診の実施や保健指導を行うなど、結核感染の防止に努めています。

〇 本日、初発患者を含め結核発症者6名のうち、結核菌が検出された発症者2名について、結核菌遺伝子を用いた確認検査(VNTR)を実施したところ、菌の遺伝子パターンが一致との結果が判明しました。

〇 今回の発表は、遺伝子パターンの一致を受け、結核の集団感染者数が20名を超えたため公表するものです。

【健診状況】
〇 接触者健診の対象者は、患者家族4名、医療機関職員3名、施設職員12名の計19名です。これまでに結核発症者5名(施設職員)、結核感染者8名(家族3名、施設職員5名)が確認されました。残りの6名については胸部エックス線検査等での経過観察となりました。

【健診後の治療状況等】
〇 初発患者は結核専門病院で入院治療のあと、軽快退院し現在服薬継続中です。今回発症した患者5名は、診断確定後服薬がスタートしています。結核感染者の8名のうち7名(家族2名、施設職員5名)は、潜在性結核感染症者として発病のリスクを減らすため服薬を開始しています。残りの感染者1名とその他の6名については、6ヵ月ごとの接触者健診等を実施し経過観察を行っていきます。


結核集団感染の定義
(厚生労働省結核感染症課長通知平成19年3月29日付健感発第0329002号)
* 同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合をいう。
* ただし、発症者1人は6人が感染したものとして感染者数を計算します。
VNTR検査  (VNTR:Variable Numbers of Tandem Repeats)
*反復配列多型分析:遺伝子上にある塩基配列のコピー数を調べることによって結核菌をタイピングする方法である。コピー数は、菌株によって異なるのを利用して同じ株であるかどうかを判断する。

※結核は全国的に減少傾向にあるものの、大阪府の平成21年の新登録患者数は、2,775人もいます。府民の皆様におかれては、2週間以上咳や痰が続くなど結核が疑われる症状があれば、早期の医療機関の受診をお勧めします。

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