本日、下記の検査結果のとおり、3月23日に二色の浜(貝塚市)及び男里川河口(阪南市)で採取した天然アサリ並びに大阪府海域で漁獲されたアカガイから、国の定める規制値(4マウスユニット/g)を超える麻痺性貝毒が検出されました。 毒を蓄積した二枚貝を人が食べると中毒症状を生じる恐れがありますので、安全性が確認されるまでの間(※)、大阪府の海岸で採取された天然のアサリ等の二枚貝(一般には食べられていないムラサキイガイやカキ等を含む)を食べないようお願いいたします。万一、症状が現れた場合は、速やかに医師の処置を受けてください。 また、大阪府海域で漁獲されたアカガイについては、大阪府漁業協同組合連合会及び関係漁業協同組合に対し出荷の自主規制を要請しました。併せて、昨日漁獲され出荷されたアカガイの自主回収を要請するなど、毒を蓄積したアカガイが流通することがないよう万全の対策を講じています(アサリについては、本府では漁獲対象となっておらず市場には流通しておりません。)。
3月23日に大阪府海域で漁獲されたトリガイについては、規制値以下で安全が確認されています。 本府では、引き続き、貝毒の発生状況等について定期的な監視を継続するとともに、関係機関(地元市町等)と連携し、天然アサリ等の二枚貝を採取して、食べないよう注意喚起を実施します。 また、4月16日(土曜日)にオープンする予定の二色の浜潮干狩り場(貝塚市)及び箱作潮干狩り場(阪南市)、4月20日(水曜日)にオープンする予定の淡輪潮干狩り場(岬町)においては、潮干狩り用のアサリと持ち帰り用のアサリを区別し、来場者には安全なアサリを持ち帰ってもらうなどの安全対策を講じた上で営業することとしています。 (※)【安全性の確認】 検査結果が3週連続して規制値以下となった場合に、貝の種類ごとに規制を解除します。 【検査結果】 | 種名 | 場所 | 結果 | 備考 | | アサリ | 二色の浜(貝塚市) | 18 マウスユニット/g | 規制値超え | | アサリ | 男里川(阪南市) | 37 マウスユニット/g | 規制値超え | | アカガイ | 大阪府海域 | 4.6 マウスユニット/g | 規制値超え | | トリガイ | 大阪府海域 | 2.7 マウスユニット/g | 規制値以下 |
※1マウスユニット=体重20g のマウスを15 分で死亡させる毒量 ※人の致死量は、体重60kgの人で約3,000から20,000マウスユニット(MU)と言われています。 37MU/gの貝毒を含むアサリの場合はむき身で約81から540g(概ね40から270個)、4.6MU/gの貝毒を含むアカガイの場合はむき身で約652から4,347g(概ね32から217個)が致死量に相当します。しかし、それより少量の摂取でも症状が起こる危険性がありますので、注意が必要です。 【検体採取日】 アサリ・アカガイ・トリガイ 平成28年3月23日 【シジミの検査について】 現在、淀川下流部のプランクトン調査地点において、貝毒の原因となる植物プランクトンは警戒密度を超えて発生していません。 シジミの貝毒検査は、淀川下流部の調査地点で原因プランクトンが警戒密度を超えて発生した場合に、別途行います。 【資料】 ○貝毒とは、主に二枚貝が、毒素を持った植物プランクトンを餌として食べることによって、体内に毒が蓄積した状態のことをいい、症状により麻痺性貝毒と下痢性貝毒などに分けられます。 ○なお、これらの毒成分は熱に強く、加熱調理しても毒性は弱くなりません。 ○麻痺性貝毒の症状としては、食後30分で舌、唇などがしびれ、重症の場合、体が思うように動かなくなります。最悪の場合には、12 時間以内に呼吸困難などで死亡に至る場合があります。 ○ 貝毒は、特に二枚貝とその捕食者であるイシガニ、トゲクリガニ(大阪湾には未生息)に起こります。大阪府の海岸で採取可能な天然二枚貝としては、アサリ、ムラサキイガイ、カキ等があります(平成25年4月に大阪市内で採取したムラサキイガイによる食中毒事例が発生しています。)。 ○ 万一、症状が現れた場合は、速やかに医師の処置を受けてください。 ○ 一度毒化した貝でも、有毒プランクトンの発生していない海水中でしばらく生育することにより無毒となります。 <貝毒のお問合せ先> 大阪府海域の貝類の生態、安全確保については、 環境農林水産部 水産課 企画・豊かな海づくり推進グループ 内線2764 直通06-6210-9609
食中毒対策に関することについては、 健康医療部 食の安全推進課 流通監視グループ 内線2566 直通06-6944-6705 |