5月31日に大阪府海域で漁獲されたアカガイ及びトリガイから、国の定める規制値(4マウスユニット/g)を超える麻痺性貝毒が検出されました。(アサリについては、5月30日に貝毒検査結果18報でお知らせしており、引き続き麻痺性貝毒が検出されています。) アカガイ及びトリガイについては、引き続き、大阪府漁業協同組合連合会及び関係漁業協同組合に対し出荷の自主規制を要請しており、現在流通しておりません。(アサリについては、本府では漁獲対象となっておらず市場には流通しておりません。) また、安全性が確認されるまでの間、大阪府海岸の天然アサリ等の二枚貝(一般には食べられていないムラサキイガイやカキ等を含む)を採取して食べないようお願いします。樫井川河口(泉南市)で採取した天然アサリによる食中毒事例が平成30年3月5日に発生しています。 毒を蓄積した二枚貝を食べると舌や唇、手指などがしびれ、重症の場合、死に至ることもあります。万一、症状が現れた場合は、速やかに医師の処置を受けてください。 引き続き、貝毒の発生状況等について定期的な監視を継続するとともに、関係機関(地元市町等)と連携し、注意喚起を実施します。 なお、4月14日(土曜日)にオープンした二色の浜潮干狩り場(貝塚市)、4月21日(土曜日)にオープンした箱作潮干狩り場(阪南市)及び4月20日(金曜日)にオープンした淡輪潮干狩り場(岬町)においては、潮干狩り用のアサリと持ち帰り用のアサリを区別し、来場者には安全なアサリを持ち帰ってもらうなどの安全対策を講じた上で営業しています。 【検査結果】 | 種名 | 場所 | 結果 | 参考:前回結果 | 参考:前々回結果 | | アサリ | 男里川河口(阪南市) | ― | 4.7 マウスユニット/g (5月29日採取分) | 9.2 マウスユニット/g (5月22日採取分) | | アカガイ | 大阪府海域 | 7.4 マウスユニット/g | 9.0 マウスユニット/g (5月22日採取分) | 22 マウスユニット/g (5月15日採取分) | | トリガイ | 大阪府海域 | 11 マウスユニット/g | 25 マウスユニット/g (5月22日採取分) | 14 マウスユニット/g (5月15日採取分) |
【備考】 ※1マウスユニット=体重20g のマウスを15 分で死亡させる毒量 ※人の致死量は、体重60kgの人で約3,000から20,000マウスユニット(MU)と言われています。 7.4MU/gの貝毒を含むアカガイの場合はむき身で約405gから2,702g(概ね20から135個)、11MU/gの貝毒を含むトリガイの場合はむき身で約272gから1,818g(概ね6から45個)が致死量に相当します。しかし、それより少量の摂取でも症状が起こる危険性がありますので、注意が必要です。 【安全性の確認】 検査結果が3週連続して規制値以下となった場合に、貝の種類ごとに規制を解除します。 【検体採取日】 アカガイ・トリガイ 平成30年5月31日 【参考】 ○貝毒とは、主に二枚貝が、毒素を持った植物プランクトンを餌として食べることによって、体内に毒が蓄積した状態のことをいい、症状により麻痺性貝毒と下痢性貝毒などに分けられます。 ○なお、これらの毒成分は熱に強く、加熱調理しても毒性は弱くなりません。 ○麻痺性貝毒の症状としては、食後30分で舌、唇などがしびれ、重症の場合、体が思うように動かなくなります。最悪の場合には、12 時間以内に呼吸困難などで死亡に至る場合があります。 ○貝毒は、特に二枚貝とその捕食者であるイシガニ、トゲクリガニ(大阪湾には未生息)に起こります。大阪府の海岸で採取可能な天然二枚貝としては、アサリ、ムラサキイガイ、カキ等があります(平成28年3月に阪南市男里川河口付近で自主採取したアサリや平成25年4月に大阪市内で採取したムラサキイガイによる食中毒事例が発生しています。)。 ○万一、症状が現れた場合は、速やかに医師の処置を受けてください。 ○一度毒化した貝でも、有毒プランクトンの発生していない海水中でしばらく生育することにより無毒となります。 <貝毒のお問合せ先> 大阪府海域の貝類の生態、安全確保については、 環境農林水産部 水産課 企画・豊かな海づくり推進グループ 内線2764 直通06-6210-9612
アサリの検査・安全性に関することについては、 健康医療部 食の安全推進課 食品安全グループ 内線2562 直通06-6944-6705
食中毒対策に関することについては、 健康医療部 食の安全推進課 監視指導グループ 内線2560 直通06-6944-6967 |